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鍼灸治療で気になる痛み

鍼灸治療は身体に鍼を刺したり、表面に熱を加えるといった施術が行なわれるため、痛みが気になる人も多いはずです。まず使用される鍼ですが、注射針と比較すると半分から3分の1以下の太さのものが多いです。そのため肌にかける負担が少なく済み、痛みを感じることはほとんどありません。さらに現代では筒状のガイドに鍼を入れた後、その上から押し込む形が主流です。そうすることで真っ直ぐに刺し込めるため、ブレによる痛みの軽減に繋がっています。お灸は使用する素材や作り方次第で、発する温度をある程度コントロールできます。普通の人では耐えきれなかったり、やけどのような症状を引き起こす温度にもできますが、もちろん上級者向けです。慣れていない人への使用はしません。比較的低い温度で物足りない場合に、少しずつ上げていって到達する形です。鍼灸治療で痛みが少なく済ませられるかどうかは、鍼の選び方や刺し込む技術にお灸の調合など、施術者にかかっています。

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